それは突然やってきた。
それは師走の寒さと共にやってきた。
それは彼に多大なる肉体的精神的ストレスを与えた。
それは怪我や病気になった動物達が珍行動や奇行を行う事で有名だった。
わたしはそれの名を知っていた。
何故ならば過去に愛犬が一度それのお世話になっていたからだ。
それは見ている者に笑いと哀愁を与える。
それは対象者に理不尽で遣る瀬無い怒りと悲しみを与える。
ある者はそれを諦め。
ある者はそれを受け入れる。
またある者は気力の限りそれと戦った。
しかしそれは変わらず存在し続け、対象者に苦痛を与え続ける。
中にはストレスで体調を崩し、十円ハゲになったりもする。
かと思えばまったくそれを気にしない者も稀にいるらしい。
それはとてもとても有名で、大抵の人がそれの名を知っている。
しかし実際にお目にかかれる人はそう多くはないかもしれない。
今回でそれを目にするのが二回目であるわたしは、ある意味ついているのかもしれない。
既にお気づきの方もいるかもしれないが、世にも有名なそれの名は…
『エリザベスカラー』
と言う。
※ 呼称は、16世紀イギリスのエリザベス朝時代に衣服に用いられた襞襟から来ているらしい。
・‥…━━━★゚+.・‥…━━━★゚+.・‥…━━━★゚+
というわけで、うちの愛猫もとうとうエリザベスデビューしちゃいました(;´・ω・)

最近元気が無いにゃ~と思っていたら、肛門線が破裂しやがりました。
深夜に帰宅したらベットが血とか嘔吐物とかで軽く惨事に。
いや、愛猫のお尻の方が惨事だったんですけどね…。
しかも翌日はかかりつけの動物病院が休診日。
相談の結果、近所の緊急受付をしている動物病院へ行くことにしました。
で、注射をしてもらい、飲み薬と消毒液を頂いて帰宅。
処方された消毒液の中身は薄めたイソジンでした。 なんでもイソジンは動物に無害だけど殺菌力が強いとかで、動物の消毒にはよく使われるそうです。 動物によって薄める倍率が違う(?)みたいなので、自宅で薄めるのはちょっと危険かにゃ? ちなみにイソジンは液体が乾燥後に殺菌効果が発動されます。 そしてその殺菌効果はそのまま持続するそうです。 なので塗った後の患部を舐めるのはNGになるのです。 |
飲み薬は単体でもモグモグッゴックンするおりこうさんなのですが、やっぱり傷口が滲みるので、消毒中は軽く野生が目覚めました。病院程じゃなかったけど(´・ω・`) ショボーン
そしてその後は傷口を舐めないように、お約束のエリザベスカラー装着です。

うん、メッサ不機嫌(゚ω゚;)
まぁ、結局諦めてそのままふて寝しちゃったんですけどね…。
これがなんつーか…。
物凄く生首でした(;´-`)